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この歌の題名は?

メガネと楽譜

2023年8月28日

 岩崎宏美のヒット曲に「聖母たちのララバイ」があります。


ツイストの歌った歌は「銃爪」、チェッカーズは「ジュリアに傷心」、天童よしみさん「道頓堀人情」、藤山一郎「長崎の女」、北島三郎「函館の女」、「銀河鉄道999」、

これらはみなヒット曲ですから司会をしていても「マドンナ」であり「ひきがね」「ハートブレイク」「とんぼり」「ひと」「スリーナイン」と難なくタイトル紹介は出来ます。


 それではシブがき隊の「処女的衝撃!」は如何ですか、「バージンショック」です。


 その他中国圏の歌で「何日君再来」や韓国「釜山港」「済州」等地名入りは別にして、作家や制作者側は歌謡ファンに受けるであろうタイトルを様々に考えるのですね。


 コロナ禍明けでカラオケ会もあちこちで、そんな中先日次に列記の曲名を紹介することになりました。

特に難しい言葉ではなく「明日への手紙」「時間がたてば」「夜半のタンゴ」。題名ですから「あした」ではなく「あす」だろうし、「じかん」でなく「とき」、「やはん」でなく「よわ」だと推測しましたが一応歌唱者や音響スタッフに確認を済ませて問題なく進行出来ました。

 

 さてゲスト歌手のコーナーに入り曲名は新曲で「心の迷路」、歌い手さんからは特に申し出がありませんでしたので素直に「こころのめいろ」と紹介しましたところ、イントロが流れている中で「違います、みちです!」と指摘を受けました。

私の不勉強であり打合せ不十分は認めますが、こういう紛らわしいタイトルのときは一言出番前に『お願いだから「みち」だって教えてよー・・・』


(隔週月曜日掲載、日本司会芸能協会副会長)

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