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キックバック問題と司会者

メガネと楽譜

2024年1月1日


 明けましておめでとうございます。本年も「司会者・牧野尚之の『舞台の袖から、どうぞ宜しく』」のご愛読をよろしくお願いします。


 司会者と言うと、このメルマガは「みんなの歌謡曲」ですから皆さんは先ず「歌謡ショー司会者」を思い浮かべられることでしょう。そしてカラオケ大会とか結婚披露宴司会となるのでしょうか。

 でも司会者のテリトリーは「舞踊会」「音楽会」「叙勲・創立・授賞・竣工・開場式等記念催事・式典」「映画・演劇などのキャスティング発表や完成試写会等」幅広く、「議員関連の祝賀会・激励会」、女性司会者なら「選挙ウグイス嬢(男性は「カラス」と呼ばれて現況起用皆無)」、そう「葬儀や偲ぶ会、お別れの会」もありますね、これもほんの一部ですが様々あって、司会者の所属している会や事務所では研修を重ね、また先輩司会者の経験談を伝えたり、司会指導を(私の関係している所では)しています。


 新年は「賀詞交歓会」の司会も頂きます。企業や関連団体が主催して行われることがほとんどですが、これは景気や世相に左右されます。そこで懸念なのが昨年暮れから騒がれている政治資金キックバック問題です。当面パーティー自粛は内容からしてやむを得ないことでしょう、会場を提供して来た全国のホテル、宴会場を持つ施設にとっては大打撃、すると先にも挙げたように「議員関連の祝賀会・激励会」の司会が入って来なくなるのです。

「政治家はしょうがないね・・」では済まされない私達にとっては大問題なのです(怒)。


(隔週月曜日掲載、日本司会芸能協会副会長)

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