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プロ歌手と歌を歌う人の違い

メガネと楽譜

2024年12月30日


 今年最後の牧野尚之の「舞台の袖から、どうぞ宜しく」はちょっと辛口で失礼します。


アーティストの世界で「メジャー」と「インディーズ」の区別が為されます。単純には「メジャー」は大手レコード会社、「インディーズ」は小規模会社や個人。大手に認められないとか自分の世界感を求める為に「インディーズ」を選んでいるアーティストもいるでしょう、それは自由なのです。ならば大手なり中小・零細・個人なりCDを作って世に出せば「プロ・アーティスト」なのか。


 スポーツ界ではアマチュアで優勝しプロ転向とか、プロ野球やプロゴルファー、認定のチームや協会に所属契約し活動することによってプロとして企業スポンサーから対価を得る、しかし成績が振るわなくなればお払い箱になってプロ契約解除。


 さて歌謡司会をしていて度々感じることの一つに「メジャー」・「インディーズ」に関わらず、CDを出したから「私はプロ歌手」と思い込まれている方が結構多くいます。だから何?とは綴りませんが、でも「警察犬と警察官が飼っている犬」は異なる様に、「プロ歌手と歌を歌う人」は違うし、司会の世界で言うなら「司会者と司会をする人」は違うのだ、と私は思います。


 皆様は如何お考えですか。本年もお読み下さり有難うございました、良いお年をお迎え下さい。


(隔週月曜日掲載、日本司会芸能協会・副会長)

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