2022年7月17日
コロナの陽性者が全国的にまたまた増えつつある様です。
私はコロナ禍になる前はほとんどマスクを付けたことは無く、正直不快感を持っていますので減少傾向に入ってそろそろマスクが外せそうだとホッとし始めていたのですが。
先日ある催しに出かけたところロビーで素敵なお帽子をかぶられたご婦人から声を掛けられました。「牧野さんお久しぶりです、お元気そうで何よりです」、
私は「あら、こんにちは・・・」とは返したものの、とっさに誰だか思い出せないのです。
マスクをしていますから口元は見えない、お帽子姿ですからお顔で見えているのは目元だけ、判断材料の声は聴き覚えがない、でもご婦人はただ一方的に今日の催事の話をして来ますので適当に応えながら、また探りながら相槌を打ちつつも全く思い出せない、せめてマスクを一瞬でも外してもらえないかと心の中で願いました。
何しろ現状皆がマスクをしているから顔全体が判らない、あれ?あの人に似ているけれど?いや人違いかな?・・・皆さんもコロナになってからそんな経験を1~2度なさったのではないですか。
私は以前からなのですが、例えばパーティーの席などで懐かしい人や知人友人をお見かけした場合にはこちらから「司会者の牧野です、お久しぶりです」と先に関係や名前を名乗る様にしています。挨拶は先手必勝、これは若い頃先輩司会者に教わりました。
最近は挨拶の言葉に合わせて一瞬マスクを外して顔を見せる様にしています。それは相手の心の中に「この人誰だろう?」と思わせてはいけないそんな気遣いのつもりです。
ところで先程のご婦人はどなただったのかと言うと、私が司会をさせて頂いている歌い手さんのファンの方で、あちらは私を知っている、しかし私は存じ上げない方でございました(笑)
(日本司会芸能協会・副会長)