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司会者と司会をする人

メガネと楽譜

2023年9月25日

 着流姿でド演歌を歌うベテラン歌手と云えば、知る人ぞ知る秋岡秀治さん(日本クラウン)。


 平成3年「男の酒」でデビューですから30年を超えるキャリアの持ち主です。

 私が司会でご一緒したのは今から26年前、平成9年10月30日の新宿厚生年金会館大ホールでした。タイトルは「デビュー7周年記念・秋岡秀治コンサート’97」、その後バンドメンバー、照明・音響・舞台・制作・営業スタッフ皆と30ケ所を巡る全国ツアーがスタートしました。

 司会者として開演に紹介をしたフレーズは「演歌の若獅子秋岡秀治、男心を熱唱!」今でも鮮明に覚えています。その後も公演やディナーショー、新曲発表会などを通して長いお付き合いをさせて頂いて来ました。


 先日13日には山形県の荘銀タクト鶴岡に於いて「秋岡秀治コンサート2023」でマイクを持ちました。前半は最近のオリジナル曲を、後半は歌手の歩み30年を振り返りながらの内容で、数曲をチョイスしてイントロナレーションを付ける、まぁこれは司会者の定番ですが、特に今回は「作品を提供下さった恩師(吉岡治、岡千秋)や作家(星野哲郎、市川昭介、水森英夫)先生方とのエピソードを語る」その様な企画もあって、手前味噌ですが司会者の存在を活かして下さる構成を作って頂きました。


 「司会者と司会をする人は違う、私は司会者ですから」これ私の持論。コロナ禍での中断などもあって久々に秋岡秀治さんとご一緒しましたが楽しかったです、感謝。


(隔週月曜日掲載、日本司会芸能協会副会長)

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