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2024年6月17日
先日青森県出身の津軽民謡歌手、中澤美喜雄さん(ホリデージャパン)と船橋にある小料理屋さんで軽く呑み乍らお話をさせて頂きました。
高校を卒業して上京、一般企業で定年まで勤め、その後原田ヒロシさんとの出会いがあって歌手の道へ、
♪「俺のふるさとへ・・・津軽」、c/w「相馬恋しや」で現在積極的に活動をされています。
民謡で鍛えた喉で演歌を歌う、その歌声は言うまでもありません。ただご本人曰く「喋りが上手くなくてネー・・・」と抜けない青森弁で語るのですが、でもそれがほのぼのとしていていいのです。
5月でしたが山形県鶴岡市出身の羽山みずきさん(日本クラウン)とステージをご一緒させて頂いた際も、彼女が出羽三山神社の巫女をされていた頃の話になると、思わず口をついて出る庄内弁がとても温かく感じられましたし、お客様は皆さん笑顔になって会場全体がみちのくの空気に包まれていました。いいですよねー、ふるさと弁は。
恩師玉置宏が「北国の春」を紹介した時のイントロナレーションがふと私の頭をよぎりました。
〈一年一年遠ざかる青春を思い出す時、逆に一年一年近くなって来ているのがふるさと、故郷がある人は幸せです、きっとあなたは最後にはふるさとへ帰るはずですから・・・〉、方言はまさに故郷(くに)の宝ですもの。
(隔週月曜日掲載、日本司会芸能協会副会長)
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