構成演出と会場選び

メガネと楽譜

2022年9月12日


 前回「舞監不在の歌謡ショー」を書きましたら、各方面より「おっしゃる通り」なる反響を頂きました。

ならば司会者として感じていることをもう一つ。

それは企画構成が為されていない催事に多く遭遇することです。


司会とは「次の曲は〇〇です」と単に〈次〉を紹介するだけでなく、今日の催しの主意を頭に入れ、開催趣旨をお話することも大切な役目です。

だからこそ「この様な催しを、本日この会場で、だからこそふさわしいゲストをお招きし、第1部は〇〇を中心に、第2部はサブタイトルに沿って、輝かしい過去を未来につなぐ・・・、と云うことで第1部はこの歌で華やかに幕をあけましょう・・・」例えばこんな風に。


大きな歌謡ショーやイベントは当然著名な構成作家が内容を練って、演出家がお客様に如何に楽しくご覧頂けるかと動きや流れの演出を付けています。

それに沿って舞監がある時には俯瞰で、ある場面では近視眼的に進行をさせてくれます。

勿論主役は演者さん(歌手等)ですからその演者さんが「気持ちよく乗れるように」司会者も集中して流れを作り役目を果たして行きます。


会館に行ってみると、何と構成演出にそぐわない会場、ルーム選びと云うのもあります。

先日茨城県内で飲食店の周年パーティーで司会依頼を頂きました。でも舞監不在、音響は入っていましたが照明担当は居らず、こういう環境でした。


結局司会の私が、客入れは明るく、本番前50%に、さあ歌謡ショー、舞台を100%に上げて、客席20%に落として・・・。組立式舞台の背の壁に有るスイッチをお客様から丸見えで付けたり消したり絞ったり、そんな状態で司会を致しました。


スミマセン、結局頑張ってやってしまいました、でもこれは企画構成以前の問題でした!(笑)

(日本司会芸能協会・副会長)