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2022年8月29日
地元歌手からイベント司会を依頼され先日済ませて来ました。
思った通り舞台監督(舞監)さんや全体の進行を俯瞰で見て指示する方は不在でした。
大きな歌謡ショーやイベントには必ず存在する舞監さんですが、いわゆるカラオケ大会等では予算の関係もあってか置かれないことが多いものです。
中には「進行担当」を立てられていても、実は会お手伝いの素人さんなんてこともあります。
開演時間が迫って来ました。舞監さんが居れば司会者はその方の指示に従いますが、居られない場合は司会者が全ての確認をしなければなりません。
さあいよいよ予定の時刻なのですが、さて予定通り定刻でスタートしてよいのか、そこから〈舞監を兼ねた〉司会者としては迷います。
受付の状態は大丈夫か?、ご挨拶される来賓は揃って居られるのか?、主催者さんやトップの出演者の準備は問題ないか?等々、そうした確認が出来て初めて5分前のカゲアナウンスが入れられます。
いよいよ幕開け、このキューも本来は舞監の役目ですが、結局は〈舞監を兼ねた〉司会者が照明さんや音響さんに「間もなく」を伝え、ホールの担当者さんに緞帳アップの合図を送ります。
私は先日のそのイベントでご挨拶の方の紹介を危うく飛ばしそうになりました。
言い訳はしませんが司会に集中が出来ていなかったことは紛れもない事実です。
多くの司会者が今は当然の様に「舞監役」を担っていることでしょうが、
くれぐれも慌てることなくご注意を!。今日69才の誕生日に反省を込めまして。
(日本司会芸能協会・副会長)
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