落雷で公演中断

先週9日㈬茨城県坂東市の市民ホール・ベルフォーレで香西かおりさんを迎えての歌謡ショー司会を務めていました。

　当日会場周辺の天気は台風6号の影響で大雨に、加えて開演の昼頃には雷の音も聞こえていました。ホリデージャパンの氷室一哉さんが3曲目を歌い終わってご本人MCのときでした、「ドカーン！」大音響と共に会場全体の電源が落ちました。

　非常灯に切り替わり真っ暗にはなりませんが、私としてはまずお客様を不安にさせないことを考え、しかし例によって舞台監督のいない公演で即座の指示は誰からも出ず、取り敢えず氷室さんは袖に入り、司会の私はマイクが使えないので自己判断で「皆様大丈夫ですから、会場近くに雷が落ちその影響の様です・・」と生声で、その後も何度かお客様に語り掛けました。

　5分ほどで電流回復はしたものの、しかしデジタル機器の立ち上がりに少し時間を要しました。

　長い司会者経験の中で色々なことに遭遇して来ましたので慌てはしませんが、もしこれが1～2時間回復しなければどうなってしまうのかと考えたとき、空調が切れた舞台の袖でジワっと冷や汗が出て参りました。

（隔週月曜日掲載、日本司会芸能協会副会長）